信号処理におけるアンチエイリアス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 10:08 UTC 版)
「アンチエイリアス」の記事における「信号処理におけるアンチエイリアス」の解説
デジタル信号では、あるサンプリング周波数でサンプリングされるために、サンプリング周波数の半分を超える周波数成分は折り返し雑音となる(サンプリング定理を参照)。この折り返し雑音 (alias) を遮断する技術がアンチエイリアスである。 アンチエイリアス処理の実現方法の簡単な例は帯域制限フィルタを使ってサンプリング周波数の半分を超える周波数成分を予め除去してからサンプリングをすることである。このフィルタは低域通過フィルタ(ローパスフィルタ、Low-pass filter)であり、アンチエイリアス処理をおこなう低域通過フィルタをアンチエイリアスフィルタと呼ばれる。 なお、デジタル画像は二次元信号と捉えると、原画像にサンプリング処理された画像がディスプレイなどに表示されているとみなせる。このサンプリング時にエイリアス(ジャギー)が発生するのでそれを軽減することがアンチエイリアスである。ゆえに、デジタル画像におけるアンチエイリアスと信号処理におけるアンチエイリアスは同等のことである。
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