例1:藻類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 17:29 UTC 版)
L-system 誕生の契機となった、藻類の成長を記述する例。 V : A, B S : なし ω: A P : (A → AB), (B → A) 順次計算してゆくと、文字列は以下のように成長する。 n = 0 : A n = 1 : AB n = 2 : ABA n = 3 : ABAAB n = 4 : ABAABABA この例では、置換規則 P において、(A → AB) は不均等な細胞分裂により通常の細胞Aと未熟な細胞Bが生じる事を表し、(B → A) は未熟な細胞Bが成長して分裂可能な細胞 A へと成熟する事を表している。この文字列を図形化(例えば A を分枝型の細胞、B を小型の細胞の図などにそれぞれ置き換える)する事で、あたかも寒天培地上に展開した藻類のコロニーのような絵を得る事ができる。
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