併存疾患に対しての効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:03 UTC 版)
「デュロキセチン」の記事における「併存疾患に対しての効果」の解説
うつ病患者には、大うつ病エピソード以外にも付随する症状を伴っている場合が多い。特に、慢性疼痛や血管運動症状などがあり、それに付随する形でうつ病患者では非ステロイド性抗炎症薬の使用量が多くなる傾向にある。 線維筋痛症などの慢性疼痛や血管運動症状のように5-HTとNA再取り込み阻害作用が適度なバランスである必要がある疾患に対し、 NA/5-HT レート試料:ヒト トランスポーター 5-HTNADANA/5-HT ratioデュロキセチン0.8±0.01 7.5±0.3 240±23 9.4 ベンラファキシン82±3 2483±43 7647±793 30.3 ミルナシプラン123±11 200±2 >10000 1.6 上記の表のように、デュロキセチンは5-HT再取り込み阻害とNA再取り込み阻害が約10対1と理想的なバランスであり、米国や欧州では慢性疼痛を含めて様々な症状に応用がされている。
※この「併存疾患に対しての効果」の解説は、「デュロキセチン」の解説の一部です。
「併存疾患に対しての効果」を含む「デュロキセチン」の記事については、「デュロキセチン」の概要を参照ください。
- 併存疾患に対しての効果のページへのリンク