低温腐食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/07 02:01 UTC 版)
俗にサルファーアタックとも言われる。燃料に含まれる硫黄成分により硫酸生成され発生する。 特に、重油などの低質油を使用する船舶機関に多く発生している。 発生過程は以下のとおりである。 燃料中硫黄が空気中の酸素と化合していく。 一酸化硫黄 (SO)、亜硫酸ガス(SO2)、無水硫酸 (SO3)この過程にきた物に空気中の水分(H2O)が加わり硫酸(H2SO4)となる。 燃焼ガスの温度が約130℃未満の場合に発生しやすい。 低温腐食の影響シリンダーライナーの侵食 シリンダーカバーの侵食 ピストンリングの侵食(発生すると高温高圧の燃焼ガスがクランクルームへ流れ込むブローバイが発生する。) ピストンライナーの侵食 排気弁、吸気弁の侵食 その他
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