伊藤亜美とは? わかりやすく解説

尾池亜美

(伊藤亜美 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 00:55 UTC 版)

尾池 亜美
生誕 (1988-08-16) 1988年8月16日(36歳)
出身地 日本 東京都杉並区
学歴 東京芸術大学
ローザンヌ高等音楽院(ソリスト修士課程)
イギリス王立北音楽院(IAディプロマコース)
ジャンル クラシック音楽
現代音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン
公式サイト amioike.art
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尾池 亜美(おいけ あみ、1988年8月16日[1] - )は、日本ヴァイオリニスト東京芸術大学講師。 2016年の結婚による改姓を機に活動名を尾池亜美から伊藤亜美に変更していたが、2019年より再び尾池亜美に戻している[2]

人物

略歴

1988年外交官の父、尾池厚之[3]ピアニストの母、尾池真生子のもとに生まれ、3歳よりヴァイオリンを始める。1995年、父の赴任に伴いジュネーヴに渡る。ジュネーブではハビブ・カヤレイに師事し、11歳でジュネーヴ音楽祭にてオーケストラと共演。帰国後は石井志都子に師事。2004年東京芸術大学附属音楽高等学校へ入学。同校3年時には、フランスユネスコ本部にて開催された「東京芸術大学附属音楽高等高校オーケストラ・パリ公演(ユネスコ平和祈念コンサート)」に出演し、ソリストコンサートマスターを務めた。2007年東京芸術大学へ進学。澤和樹ジェラール・プーレオレグ・クリサに師事し、優秀な学生に授与される安宅賞を受賞。卒業時にはアカンサス賞(卒業最優秀賞)、同声会賞を受賞。

2012年スイスローザンヌ高等音楽院フランス語版ソリスト修士課程を最優秀の成績で修了。同院ではピエール・アモイヤルに師事。また、アモイヤル主宰のアンサンブル「カメラータ・デ・ローザンヌフランス語版」に参加し、フランス・エラートレーベルの録音にてアモイヤルと共演。その後、イギリス王立北音楽院英語版に奨学生として招かれ、ヤイル・クレス英語版に師事し、インターナショナル・アーティスト・ディプロマコースを修了。2014年よりオーストリアグラーツ芸術大学英語版に在籍。ヤイル・クレスに師事し、研鑽を積む。2014年、初のソロアルバム「French Romanticism」が、CD屋さんが選ぶ『クラシックCDアワード 2014』に選出。2016年、ウィーンの教会で録音したセカンドアルバム「A」が、レコード芸術誌特選盤に選出。2016年に坂東祐大らとEnsemble FOVEを結成し、2019年にCD「ZINGARO!!!」を発表[4]

2025年より東京芸術大学音楽学部准教授[5]

コンクールおよび音楽賞歴

共演

新日本フィルハーモニー交響楽団東京交響楽団日本フィルハーモニー交響楽団関西フィルハーモニー管弦楽団藝大フィルハーモニア東京フィルハーモニー交響楽団京都市交響楽団ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団ローザンヌ室内オーケストラ、カメラータ・デ・ローザンヌ、ジュール・フィルハーモニー管弦楽団、JAGMO、ARTE MANDOLINISTICA、ARTE TOKYO、パスピエ米津玄師他。

脚注

  1. ^ Ami Oike Violinist”. X(旧Twitter). 2025年2月3日閲覧。
  2. ^ 現代音楽の自由な感覚に挑む若手バイオリニスト:日本経済新聞” (2019年10月1日). 2020年3月28日閲覧。
  3. ^ ユネスコ・パリ、明日”. さかもと未明の和みカフェ? (2022年5月6日). 2025年2月3日閲覧。
  4. ^ 超注目の次世代型アンサンブル=Ensemble FOVEスペシャル・インタヴュー【e-onkyo music】”. 2020年9月2日閲覧。
  5. ^ 東京藝術大学 教員総覧”. 2020年7月7日閲覧。

参考文献

  • 東京芸術大学学報第435号(平成19年4月号)
  • 「日本人外交官による家族コンサート」『毎日経済新聞』2009年4月6日付、文化面。
  • 「音コン・バイオリン部門1位 青木さん、尾池さん」『毎日新聞』2009年10月26日付、社会面。
  • 「日本音コン:本選会 バイオリン部門 第1位に輝き喜び」『毎日新聞』2009年10月27日付、地方(東京)版。
  • 弦楽専門誌『String』2012年5月号。
  • 「プーレ、アモイヤルの流れを汲む注目のヴァイオリニスト、尾池亜美ソロ・デビュー」TOWER RECORDSプレスリリース 2014年2月27日付(2015年3月21日更新)。

外部リンク



伊藤亜美(いとう あみ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:28 UTC 版)

パスピエ (バンド)」の記事における「伊藤亜美(いとう あみ)」の解説

ヴァイオリン担当アルバムネオンと虎』の「Matinée」(M3)に参加

※この「伊藤亜美(いとう あみ)」の解説は、「パスピエ (バンド)」の解説の一部です。
「伊藤亜美(いとう あみ)」を含む「パスピエ (バンド)」の記事については、「パスピエ (バンド)」の概要を参照ください。

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