仮名と諱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 04:05 UTC 版)
仮名(通称)は、宗兵衛、慶次郎、慶二郎、啓次郎、慶次など。諱は利益の他、利貞(としさだ)、利卓(としたか)、利太(としたか)、利大(としひろ)、利興(としおき)など、いずれもさまざまに伝えられている。現在の歴史本などでは利益(「利」は前田家、「益」は滝川家の通字とされる)、または利太と表記することが多いが、本人自筆のものでは啓二郎(前田慶次道中日記)、慶次(倉賀野綱秀宛書状)、利貞(亀岡文殊奉納詩歌、本人旧蔵とされる徳利)のみ。本人自筆の物以外で当時の史料に認められるのは、慶二(前田利家からの書状)、利卓(野崎知通の遺書)。利益、利太、利大、利興の表記に関しては二次史料以降のものに記述が見られる。
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