他のジブチ駐留外国軍との軋轢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 05:28 UTC 版)
「ジブチ保障基地」の記事における「他のジブチ駐留外国軍との軋轢」の解説
アメリカの基地に近接した中国の基地の存在は、安全保障上対立する両国にとって政治的緊張を生み出した。 アメリカは2014年にロシアの基地を締め出し、キャンプ・レモニエを10億ドルかけて拡張工事を開始した。アメリカ政府当局者は、ジブチがそのちょうど2年後に中国の基地を承認したことで「神経質」になった。ジブチのイスマイル・オマル・ゲレ大統領は、アメリカが中国の基地に「固執」し過ぎていると主張し、アメリカは中国の作戦を妨害していると「絶えず」不満を述べた。彼はまた、日本はアメリカよりもさらに中国に対して心配していると述べた。 また、中国を「絶えずスパイ」しなければ、西側諸国は中国と国内に「同居」しても問題ないと述べた。 日本についても中国軍は、海上自衛隊が中国の軍艦が基地に停留している間にダイバーを派遣し、中国側に発見されて追い出されたと主張した。 アメリカ合衆国国防総省は2018年、中国軍基地上空を飛行しているパイロットに対するレーザー攻撃の事例を報告する航空情報を発表した。 これに対し中華人民共和国国防部は、アメリカ国防総省の発表を「事実ではない」と主張し、アメリカ側に「勝手な憶測を発表しないように」求めた。
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