人類文明の現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 14:41 UTC 版)
「カルダシェフ・スケール」の記事における「人類文明の現状」の解説
現時点では人類はまだタイプⅠ文明の地位にも達していない。物理学者および未来学者のミチオ・カクは、人類は100〜200年でタイプⅠ、数千年でタイプⅡ、10万〜100万年でタイプIIIの文明になる可能性があると示唆した。 カール・セーガンは、タイプI(10 16 W)、タイプII(10 26 W)、およびタイプIII(10 36 W) に対して上記の値を補間および外挿する式で中間値(カルダシェフの元のスケールでは考慮されない)を定義することを提案した。 K = log 10 P − 6 10 {\displaystyle K={\frac {\log _{10}P-6}{10}}} , この値Kはカルダシェフ・スケールであり、Pはワットでの消費電力である。この外挿を使用すると、カルダシェフによって定義されていない「タイプ0」文明が約1 MWの電力を制御し、1973年時点の人類の文明タイプは約0.7だった(1970年代の人類の値として10 テラワット(TW)を使用)。 2018年の世界の総エネルギー消費量は13864.9 Mtoe(161,249 TWh) で、平均電力消費量18.40 TW、セーガンの補間カルダシェフ・スケールでは0.7265に相当する。
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