人里への進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:21 UTC 版)
1980年代までめったなことでは森から出てこなかったが、野鳥の保護により人を怖がらなくなり街中に進出している。2009年には、東京近郊のダム湖ではオオタカが体格的に互角のカラスを狩っていると報道されている。首都圏のオオタカについて、日本野鳥の会でも情報の収集を行っている。 東京では都心に近い明治神宮や上野恩賜公園にも定着し、都市部でドバトやムクドリなどを狩り、時にはカラスの古い巣を土台に営巣して繁殖する第2~第3世代が誕生している。都市部進出の背景には、保護による個体数増で餌を巡る競合が厳しくなったことがあると推測されている(「#生息数」で詳述)。 近年では道路事業や都市計画などの工事に伴う調査によってこれらの生息域が工事予定地と重なることにより、工事に大幅な遅延や変更が生じることがある(上尾道路#オオタカ問題などに詳述)
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