人工衛星の観測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 06:56 UTC 版)
蔡の最初の功績は、1952年1月18日に発見したいっかくじゅう座の不規則型の変光星(BDI8o1642,065208C)である。その後、1957年10月4日にソ連が初の人工衛星・スプートニク1号を打ち上げるとアメリカはすぐに後を追い、スミソニアン天体物理観測所は各国に観測を呼びかけ、蔡はこれに応じてアメリカの援助により委託を受けた。数年後、台湾において「中国人工衛星観測委員会」を立ち上げ、アメリカの人工衛星監視に協力した。同時に、アメリカの資金援助により12台の2インチ望遠鏡を手に入れた。 この影響を受け、天文観測が台湾でも重要視されるようになった。天文台のあった台北中山堂は西門町の繁華街に近く、夜間の光害がひどく天体観測には適さなくなったため、台北市政府の同意を得て、天文台を移転することが決まった。
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