人に当たった隕石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 17:54 UTC 版)
ホッジズ隕石(シラコーガ隕石)以外にも隕石が人に当たったと考えられる記録は存在する。1677年にイタリア北部のトルトーナで書かれた記録では、ミラノ人の托鉢修道士が隕石と思われるものに当たって死んだ話が書かれている。1992年にウガンダに落ちたムバレ隕石(Mbale meteorite)では、3グラムほどの小さな破片が少年に当たったが、木に当たって勢いが落ちてから当たったため負傷は発生しなかったという。2009年にはドイツのエッセンに住む14歳の少年が、登校途中に明るい光の筋が自分めがけて飛んできて、その直後に隕石が体に当たったと主張し世界的に話題となった。この隕石は豆粒ほどの大きさで、少年の腕をかすめて長いやけどの跡を作り、アスファルトの地面に衝突して足の大きさほどのクレーターができたという。しかしこれは実際の隕石落下かどうかは確認されておらず少年の主張には疑いもある。2013年にロシアに落下したチェリャビンスク隕石では、隕石の破片の1つが52歳の女性に衝突し、頸椎を骨折する怪我を負っている。
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