京都御所と水環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 09:12 UTC 版)
井戸側に関しては、1890年(明治23年)の京都府令により「井戸派砂又ハ小石ヲ厚サ一尺以上ノ小井ハ厚サ一寸以上ノ松ノ側壁ハ石煉瓦或ハ漆喰ヲ以テ充填 但地質堅致ニシテ汚水浸透ノ恐ナキモノハコノ限ニアラス」と規制されており、これは汚水が井戸に浸入することを防止するために、漆喰や石煉瓦で側壁を補強せよという布令である。汚水の混入が伝染病の原因となることは、強く認識されていた。明治31年から明治32年の京都市地下水位推定図と京都市の技師谷井鋼三郎が調査した明治23年から明治29年の井戸水の水質調査によると、京都御所は深さ7m程度の浅井戸を持ち、良水の割合が80%から100%であった。
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