交通路の改善
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 06:27 UTC 版)
本郷温泉の成功は、広島県も松永市(当時)も多いに期待を寄せることになり、インフラの整備への投資を惜しまなかった。温泉街を貫く温泉道路(現在の広島県道158号線)は、大谷川の渓流沿いの石がゴロゴロ転がる山道で、平素は人の往来もなく草に覆われた寂しい道であった。1951-1952年(昭和27-28年)にかけて林道大谷線の改修工事が実施され道幅が280cmに拡張された。1957年(昭和32年)には県道(その後の県道157号線)から「滝口温泉」までの約1000mが松永市道に編入され、道幅も最低320cmに拡張された。1959年(昭和34年)には定期バスの就航に備えるために、県道から温泉街入口の温泉橋までの400mが道幅4mに拡張された。1960年1月16日、待望された定期バスが就航し、松永市長がテープカットを行った。その後も温泉橋の架け替え、未舗装だった温泉街の道路の舗装、街灯の設置が相次いて行われた。
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