亡命の軸と亡命の庭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/14 13:28 UTC 版)
「ベルリン・ユダヤ博物館」の記事における「亡命の軸と亡命の庭」の解説
「亡命の軸」の地下通路は勾配がついており、進むと徐々に天井が頭上に近づいて圧迫感を増す。その先は建物の外へ出て「亡命の庭」に至る。ここは地下に向かって掘りこまれた庭であり、床は急角度で傾いている。傾いた床に対して垂直に7×7=49本の高さ6メートルのコンクリート柱が立ち並び、柱の上には土があり平和と希望の象徴であるオリーブとグミの木が茂っている。この見通しのきかない、傾いた不安定な庭は、見知らぬ新天地へと亡命したユダヤ人たちの不安定な心境を表す。柱の数の49はイスラエルの建国年1948年に1を加えた数で、48本の柱の上にはベルリンの土が、残る1本の柱の上にはエルサレムの土が入っており、両国のつながりを示す。また7はユダヤ教の聖なる数でもある。
※この「亡命の軸と亡命の庭」の解説は、「ベルリン・ユダヤ博物館」の解説の一部です。
「亡命の軸と亡命の庭」を含む「ベルリン・ユダヤ博物館」の記事については、「ベルリン・ユダヤ博物館」の概要を参照ください。
- 亡命の軸と亡命の庭のページへのリンク