亜硫酸ビスマス寒天培地とは? わかりやすく解説

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亜硫酸ビスマス寒天培地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 23:59 UTC 版)

増殖24時間後の赤痢菌エスケリキア属プロテウス属を接種した4種類の寒天培地培養プレート(時計回りにマッコンキー寒天培地、赤痢菌・サルモネラ菌寒天培地、亜硫酸ビスマス寒天培地、ブリリアントグリーン寒天培地)。

亜硫酸ビスマス寒天培地(ありゅうさんビスマスかんてんばいち、英:Bismuth sulfite agar)はサルモネラの分離に使用される寒天培地のひとつである。グルコースを主な炭素源とする。ビスマスとブリリアントグリーン(色素)はともにグラム陽性菌の増殖を阻害する。亜硫酸ビスマス寒天培地は硫酸鉄(II)を使用して硫化水素に変換する能力を試験する。

亜硫酸ビスマス寒天培地には通常、以下の成分を含む。 (w/v):[1]

1.6% 亜硫酸ビスマス Bi2(SO3)3
1.0% カゼイン膵臓消化物
1.0% 動物組織膵臓消化物
1.0% ビーフエキス
1.0% グルコース
0.8% dibasic sodium phosphate
0.06% 硫酸鉄(II)7水和物
25℃でpHを7.7に調整

この培地はオートクレーブではなく煮沸で滅菌する。

脚注




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