二重母音・三重母音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:02 UTC 版)
母音のうち a, e, o を強母音、i (語末の y を含む)、u を弱母音とする。強母音 + 弱母音、弱母音 + 強母音、弱母音 + 弱母音の連続は二重母音、弱母音 + 強母音 + 弱母音の連続は三重母音となり、いずれも一音節で発音する。その場合の弱母音は、スペイン語学では音節主音の前の位置にある場合は半子音 (semiconsonante)、音節主音の後ろの場合は半母音 (semivocal)と呼んで区別する。国際音声記号 (IPA) では半子音の i は [j](ヨッド)、u は [w](ワウ)、また半母音はそれぞれ [i̯]、[u̯] で表記する。弱母音 + 弱母音の場合、音節主音は後の母音である。 強母音 + 強母音の連続は母音接続で、二重母音とはならず、leer のように同じ強母音字が連続する場合を含め、別の音節として発音する。また、弱母音字でもアセント (acento)がある場合 (í, ú) は強母音として扱う。 後述するように gue, gui, que, qui の u は黙字であり、二重母音の一部ではない。quiero のようにさらに母音字が続く場合は、黙字の u を無視したうえで、上記の規則に従う。ディエレシス(分音記号、クレマ)がある güe, güi の üe, üi は二重母音である。
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