二転三転する破綻処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/03 07:00 UTC 版)
ところが、閉店直前の2010年(平成22年)3月15日に武生商業開発の取締役が越前市役所を訪問して「自己破産は考えていない。新しい核テナントを探す。シピィタウンのテナントとの契約は継続する」と説明すると共に地権者や金融機関との協議を再開したい意向を示した。 そして、2011年(平成23年)4月に民事再生法の適用を再び申請して債権者集会を経て2012年(平成24年)4月17日に福井地方裁判所から正式に認可されることになった。 この民事再生法の再度の適用を受けて土地・建物などはロイヤル総合開発(本社・東京)に売却されてそこから債権者に配当して2012年(平成24年)5月に会社を清算することになるなど武生商業開発側の破綻後の処理方法は二転三転することになった。 このように閉店直前に自己破産を否定するなど破綻処理方法の混乱に加えて、破綻直前の設立時からの経営陣の総退陣と経営権の移行や、経営破たんの影響で閉店を余儀なくされたことから、入居していたテナント関係者らから「経営破綻した理由は不透明なまま。敷金や保証金の返還なしに退店させられるのは納得できない」「経営陣は無責任だ」などの批判がされることになった。
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