事務所「猫ビル」と蔵書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 09:46 UTC 版)
猫好きで、東京都文京区小石川に「猫ビル」「ネコビル」(島倉二千六により巨大な猫の顔が壁に描かれている)の別名で呼ばれる地上三階地下一階建の事務所兼書庫を保有していた。猫ビルは、妹尾河童が『ぼくはこんな本を読んできた』で図解で紹介し、NHK『探検バクモン』でも紹介された。無類のワイン好きで、地下にはワインセラーを設置してあった。 子供の頃から古書店に通い、ジャーナリスト活動を始めてからは読書時に本の端を折ったり、付箋を貼ったり、文に線を引いたりしても差し支えないように古書店で本を購入することが多かった。秘書を務めていた妹の菊入直代に、自身の名を冠した蔵書の文庫化や記念館設立は絶対にやめてほしい旨を生前伝えており、ネコビルなどにあった蔵書の資料の多くは古書店に譲渡された。単行本だけで5万冊を超える。詩人立原道造に関する分は軽井沢高原文庫へ寄贈されるなど、文学館や研究者へ贈られた蔵書もある。
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