予防安全アセスメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 07:02 UTC 版)
「自動車アセスメント (日本)」の記事における「予防安全アセスメント」の解説
衝突被害軽減ブレーキと車線逸脱防止支援システムの性能評価を行う。衝突被害軽減ブレーキで最高32点満点、車線逸脱防止支援システムで最高8点満点で、合計40点満点となる。合計点数が2点以上の車は「ASV」、合計点数が12点以上の車は「ASV+」として認定される。 衝突被害軽減ブレーキの試験は、試験車を10~60km/hで模擬車両(ターゲット)に後方から接近させ、被害軽減ブレーキの作動試験する。ターゲットが止まった状態での試験と、20km/h で走行している場合の2種類があり、警報またはブレーキの作動により衝突を回避した場合、あるいは衝突した場合でも、衝突前にどのくらい速度が低下していたかに応じて得点が与えられる。 車線逸脱防止支援システムの試験は、試験車を60km/hまたは70km/hで走らせ、道路の白線からはみ出したときに、警報を発するか試験し、警報を開始した速度が低い方が高い得点が与えられる。 試験はメーカからの委託試験依頼により実施される場合がある。 よって、必ずしも代表的グレードが選定されているとは限らない。 また、試験条件は、オイル、ガソリン、工具などを搭載した状態+200kgという条件で試験される。 つまり、定員乗車した車両総重量ではない。 よって、定員乗車した状態では、試験結果とは異なる事が予想される。 特に、乗車定員の多い車種では注意が必要である。
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