予備自衛官の災害派遣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:07 UTC 版)
2011年(平成23年)3月16日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の被災者支援のため、制度史上初の実任務招集がおこなわれた。当初は陸上自衛隊に所属する予備自衛官のみを対象としていたが、1ヶ月後の4月16日には海上自衛隊及び航空自衛隊の予備自衛官に対しても災害派遣招集命令が発令された。被災者への生活支援活動等や在日米軍等の救援活動の円滑化を図るための通訳に従事した。初めての招集命令のため、これまで準備していなかった個人装備品の充実や予備自衛官の勤務している民間企業との調整がうまくできるかが問題となった。 なお、2016年の熊本地震に際しても、約160名の即応予備自衛官が招集されている。 2020年2月13日、新型コロナウイルス感染症に伴う災害派遣について、医療系資格を持つ予備自衛官(最大50名程度)の招集命令が下達された。
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