乾燥化の進行と自然保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 00:19 UTC 版)
「サロベツ原野」の記事における「乾燥化の進行と自然保護」の解説
酪農の発展に伴う農地整備に伴い、乾燥化が進行し、クマザサなど乾燥性の植物が外部から侵入してきている。また、農地化に伴う泥炭地からの放水路の開削などに伴い、湿原の水位も低下してきている。 湿原保護の機運が高まり、放水路への地下水の流出を防ぐ取り組みが、地元や国の連携下、実施されるようになった。 自然再生事業が盛んに取り組まれているが、泥炭の形成は1年間に1mmという非常にゆっくりとしたものであり、湿原の再生には長期間を要する。 2020年には日本野鳥の会とNPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク(豊富町)がシマアオジ保護地として原野のうち14.8ヘクタールを購入した。
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