乗算記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 05:25 UTC 版)
「かける」と読むが、複数の乗算を区別する必要があるときは「クロス」と読む。 この記号の起源は聖アンデレの斜め十字架であるとされ、乗法の記号としてこの記号が使われだしたのは17世紀に入ってからであり、最初に使ったのはウィリアム・オートレッドの著書『数学の鍵』(1648年)だった。ただし、ヨーロッパではあまり普及せず、ライプニッツが使用した「∙」が一般的である。日本でも中等数学以降では「∙」も使われる。 ベクトルのクロス積(外積)。ドット積(内積)には「∙」を使う。 集合の直積。共通部分には「∩」を使う。 縦×横、幅×高さ、幅×高さ×奥行き、縦×横×高さなどで、寸法を表す。 ×30 は30倍の拡大図や、等式の両辺を30倍する等式変形を表す。30× は30倍の倍率を持つレンズを表す。 コンピュータプログラミングの分野では、ASCIIコードでも利用可能なアスタリスク(*)が乗算記号として使用されることが多い。
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