久世小学校古墳
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「城陽市立久世小学校」の記事における「久世小学校古墳」の解説
久世小学校古墳(くせしょうがっこうこふん)は、久世小学校の中庭に位置する古墳。形状は円墳。芝ヶ原古墳群(総数13基)を構成する古墳の1つで、「芝ヶ原9号墳」とも。国の史跡に指定されている(史跡「久津川古墳群」のうち)。 墳丘は2段築成で、直径27.5メートル、高さ3.5メートルを測る。墳丘表面では段築平坦面・墳頂に円筒埴輪列が認められるほか、形象埴輪(家形・蓋形・甲冑形・靫形埴輪)、葺石が検出されている。墳丘周囲には周濠の存在が推定されるが、小学校建設の際に削平されているため詳らかでない。主体部の埋葬施設は墳頂中央部における木棺直葬で、墓坑からは陶質土器の把手付短頸壺2点が検出されている。これらの出土遺物から、本古墳は古墳時代中期中葉の5世紀中頃の築造と推定される。 古墳域は、2016年(平成28年)10月3日に「久世小学校古墳」として国の史跡に指定されている(史跡「久津川古墳群」のうち)。
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