主蒸留塔とは? わかりやすく解説

主蒸留塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:04 UTC 版)

常圧蒸留装置」の記事における「主蒸留塔」の解説

主蒸留塔(常圧蒸留塔、主精留塔)は常圧蒸留装置中心となる蒸留塔で、高さは約50m、直径は数mの巨大な円柱状の設備である。内部には段(トレイ)が数十設置されており、多段階気液接触によって多成分混合物である原油各留分に分離する。 主蒸留塔の底部にはストリッピング・スチームという水蒸気導入して塔底製品である重油中の低沸点成分除去する。つまり原油常圧蒸留水蒸気蒸留一種である。常圧蒸留装置にはリボイラーなどの塔内加熱装置設置されない。 塔頂からは液体留出物としてナフサLPGなどの混合物得られる。塔頂からの気体製品オフガス呼ばれる。 主蒸留塔の途中の段のうち2・3か所からも液体抜き出しなされる抜き出された液をサイドストリッパーと呼ばれる比較小型蒸留塔導き、ストリッピング・スチームと接触させて低沸点成分除去し灯油軽油などを得る。

※この「主蒸留塔」の解説は、「常圧蒸留装置」の解説の一部です。
「主蒸留塔」を含む「常圧蒸留装置」の記事については、「常圧蒸留装置」の概要を参照ください。

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Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの常圧蒸留装置 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

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