中選挙区制への見直し論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 00:45 UTC 版)
「大連立構想 (日本 2007)」の記事における「中選挙区制への見直し論」の解説
「中選挙区制」も参照 大連立の代表例としてマスコミなどで取り上げられたのが2005年ドイツのキリスト教民主同盟・キリスト教社会同盟(CDU/CSU)とドイツ社会民主党(SPD)との合わせて69.4%の議席数をもつ大連立であるが、これは下院にあたるドイツ連邦議会でどの政党も単独過半数を取れず、他の少数政党と連立を組んでも過半数にはおよばないために起きた政治現象であり、日本のように衆議院と参議院のねじれ現象によるものではない。 ドイツ連邦議会では比例代表重視の選挙制度(小選挙区比例代表併用制)が採られており連立政権が必然となってくる多党制を志向している。日本の衆議院はドイツに比べ小選挙区を重視した制度(小選挙区比例代表並立制)を採っており結果的に二大政党制が生まれやすい。ただ、衆議院とほぼ同等の権限を持つ参議院の存在が、ねじれ現象を生むことになり、そこに大連立論が出てくる背景がある。 なお、福田は小沢との会談で「現行の小選挙区制を中選挙区制度へ見直す」と示唆した。
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