中澤篤史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 11:36 UTC 版)
中澤 篤史(なかざわ あつし、1979年 - )は、日本の社会学者、教育学者。 早稲田大学スポーツ科学学術院准教授[1]。
専門は、スポーツ社会学・身体教育学・障害学。1979年大阪生まれ。東京大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学、東京大学)[2]。
一橋大学大学院社会学研究科講師・准教授、早稲田大学スポーツ科学学術院准教授を経て現職。スポーツ・身体・人間に関連する社会現象を、社会学を中心とした社会科学的アプローチから探究している[3]。とくに、運動部活動のあり方や問題などを専門的に研究している[4][5][6]。趣味はコーヒーと囲碁。
来歴
- 1998年3月 東大寺学園高等学校卒業
- 1998年4月 東京大学理科一類( - 2000年3月)
- 2000年4月 東京大学教育学部総合教育科学科( - 2002年3月)
- 2002年4月 東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻修士課程( - 2004年3月)
- 2004年4月 東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程( - 2009年3月)
- 2009年4月 一橋大学大学院社会学研究科 講師( - 2015年3月)
- 2015年4月 一橋大学大学院社会学研究科 准教授( - 2016年3月)
- 2016年4月 早稲田大学スポーツ科学部 准教授( - 2022年3月)
- 2022年4月 早稲田大学スポーツ科学部 教授( - 現在)
主著
- 『運動部活動の戦後と現在:なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか』(青弓社、2014年)。
- 『そろそろ、部活のこれからを話しませんか:未来のための部活講義』大月書店、2017年)。
- 『「ハッピーな部活」のつくり方』(内田良との共著、岩波ジュニア新書、2019年)。
受賞
- 2012年学会奨励賞:「なぜ教師は運動部活動へ積極的にかかわり続けるのか:指導上の困難に対する意味づけ方に関する社会学的研究」『体育学研究』2011年 56-2, pp.373-390 日本体育学会[7]
- 2022年学会賞:「中学校体育連盟の形成過程(1947-1967):運動部活動における教育と競技の関係性を再考する」『体育学研究』2021年 66, pp.497-514 日本体育・スポーツ・健康学会[8][9]
- 2022年専門領域賞:「中学校体育連盟の形成過程(1947-1967):運動部活動における教育と競技の関係性を再考する」『体育学研究』66, 日本体育・スポーツ・健康学会、体育社会学専門領域[10]
脚注
- ^ 「中澤篤史」Researchmap
- ^ 「学位論文要旨」東京大学
- ^ 「中澤篤史」早稲田大学研究者データベース
- ^ 「部活動改革で知っておくべき中体連の「真の理想」と、設立で目指したもの」東洋経済education 2023年1月8日
- ^ 「スリム化すれば学校でも」日本経済新聞 2023年1月16日
- ^ 「早大・中澤篤史さん「日本のような部活動は世界的に珍しい」朝日新聞EduA 2021年3月1日
- ^ 『体育学研究』2011年
- ^ 『体育学研究』2021]
- ^ 「中澤篤史教授(スポーツ科学学術院)が日本体育・スポーツ・健康学会の2022年度学会賞を受賞」早稲田大学 スポーツ科学部 2022年8月31日
- ^ 「歴代受賞者一覧(学会賞)」日本体育・スポーツ・健康学会
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