中曽根航路帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 14:02 UTC 版)
中曽根内閣はこのシーレーン防衛に対して次の4つの基本指針を定めた。 日本列島の地勢的な位置付けを、ソ連のTu-22M バックファイア爆撃機の侵入に対して防波堤となる「不沈空母」の存在にすること。 日本列島を取り巻く海峡(宗谷海峡・津軽海峡・対馬海峡)について完全な支配権を保持すること。 ソ連潜水艦やその他の海軍艦艇による通航を許さないこと。 太平洋の防衛圏を数百海里拡大し、グアム - 東京および台湾海峡 - 大阪を結ぶシーレーンの確立をなすこと。 これらの点に防衛政策の軸がおかれることとし、中曽根内閣のとったシーレーン体制を俗に中曽根航路帯といった。
※この「中曽根航路帯」の解説は、「シーレーン」の解説の一部です。
「中曽根航路帯」を含む「シーレーン」の記事については、「シーレーン」の概要を参照ください。
- 中曽根航路帯のページへのリンク