中央合唱団機関紙と「うたごえ」の平仮名表記
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「中央合唱団」の記事における「中央合唱団機関紙と「うたごえ」の平仮名表記」の解説
うたごえ運動では、「うたごえ」と平仮名表記が用いられることが多い。理由は一説によれば、中央合唱団の機関紙「うたごえ」(1949年6月創刊)で、表題に平仮名が用られたためとされる。中央合唱団創立メンバーの一人である清宮正光は、平仮名で命名した経緯を次のように語っている。 …合唱団の機関紙をつくろうという話になって、私に編集がまかされました。タイトルを「うたごえ」としたのは私の案で、当時「うたごえ」はまだ一般的な呼称になっていない時期ですから、私の仕事の中でいちばん意義のある仕事だったのかもしれません。平仮名にしたのは、当時まだ中学も出られなかったような労働者を広く対象にして運動する目的からです。 ただし、中央合唱団機関紙「うたごえ」の創刊後も、運動関係者の書物や論説では「歌声」、「歌ごえ」、「うたごえ」などの表記が自在に用いられ、平仮名がうたごえ運動の組織により公式化された形跡は認められない。顕著な例として、日本のうたごえ実行委員長の関鑑子は、1962年12月の「第10回記念-日本のうたごえ祭典」に際して揮毫した運動スローガンを、「歌こえは平和の力」(ママ)と記している。
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