中国語の基層言語として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 15:18 UTC 版)
近年、クラ・ダイ語族、モン・ミエン語族、オーストロアジア語族、オーストロネシア語族など近縁、近隣の言語集団との対照研究や考古学、人類学などとの学際的研究も進んだ結果、閩語、粤語、呉語など、かつて中国語の方言とされたものが、口頭言語としては互いに通じないばかりでなく、その違いが基層言語の違いであることも判明し、ゲルマン語派内の相互の違いに匹敵することから、単一言語ではなく、複数言語の集合体と考えるのが、海外の学者の間では一般的になった(王育徳、橋本萬太郎、諏訪哲郎、 Oi-kan Yue-Hashimoto, ジェリー・ノーマン、ポール・K・ベネディクトなど)。すなわち、百越語の内部でもかなりの差異があり、百越語は別系統の諸言語の集合体であったことになる。
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