中世の遺産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 18:26 UTC 版)
トクマクは国内の都市の中でも比較的新しく設立された都市であるが、トクマクは多くの中世の征服者によって覇権が争われてきたチュイ渓谷の半ばに位置する。西突厥の首都であったスイアブの遺跡(アク・ベシム)はトクマクから南西に8kmの地点に位置する。クータドゥーグー・ビリク(英語版)の作者であるユースフ・ハーッス・ハージブ・ベラサグニンはこの地域の出身であると言われている。 トクマクから約15km南方に進んだ地点には11世紀に建設されたブラナの塔(英語版)があるが、古代の砦の跡は現代では大規模な土の塚が残っているのみである。ソグディアナの人々により設立され、後にはカラ・ハン朝の首都となったこともあるこの場所は古代のベラサグンの都市の跡であると信じられている。古代の墓石とバルバル(英語版)の大規模石列群がそばにある。遺跡から出土したスキタイの出土品はサンクトペテルブルクとビシュケクの博物館に移送されている。
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