中世の長吏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 08:20 UTC 版)
中世の非人身分の様子を窺い知ることができる奈良坂・清水坂両宿非人争論(鎌倉時代中期)からは興福寺・清水寺支配下の末宿ごとに一人の長吏が統率しており、支配下の宿の有力長吏は両坂の本宿に詰めていた。本宿では長吏―長吏の下座―長吏法師(小法師)―若小法師という階層があり、一﨟・二﨟という﨟次があり惣後見という制度があった。このことから非人宿の構成も同業者の組織である座として構成されていたと見られる。
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