両国橋 (広島県・山口県)とは? わかりやすく解説

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両国橋 (広島県・山口県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 22:07 UTC 版)

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両国橋
基本情報
日本
所在地 岩国市-大竹市
交差物件 小瀬川
建設 1954年
座標 北緯34度12分36秒 東経132度11分44秒 / 北緯34.20989度 東経132.19544度 / 34.20989; 132.19544座標: 北緯34度12分36秒 東経132度11分44秒 / 北緯34.20989度 東経132.19544度 / 34.20989; 132.19544
構造諸元
材料 鉄筋コンクリート
全長 78 m
4.5 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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両国橋(りょうごくばし)は、広島県山口県県境を流れる小瀬川に架かる道路橋である。

概要

山口県道・広島県道1号岩国大竹線の橋で、広島県大竹市木野と山口県岩国市小瀬を結んでいる。安芸国周防国を結ぶことから「両」の名がついた。橋の上流側すぐ隣には自転車・歩行者用の橋が架けられている。

東側(広島県側)は国道186号線と、西側(山口県側)は山口県道135号北中山岩国線と接続している。

橋のある場所の河原では毎年3月上旬に「ひな流し」が行われる[1]

歴史

架替前の両国橋(山口県側下流から撮影)

このルート上には、古代以来山陽道が通っており、江戸時代には渡し船があった(芸防の渡し場跡)。この渡船場から300メートルほど上流の地点で1917年(大正6年)に架橋されたのが両国橋である。設置者は小瀬と木野の有志で、1回1または月50銭の渡橋料を取っていた。

数回の流出の後、1936年(昭和11年)に両国橋は村営となり、同時に無料化された。1948年(昭和23年)にはリース台風により流出し、同年に橋脚をコンクリートとした木造の吊り橋に架け替えられている。その後、1954年(昭和29年)に現在の鉄筋コンクリート橋に改架された[2]。しかし車道幅4.5mと狭い上に老朽化したため、60m上流に新橋を建設するとともに、現橋附近で狭くなっている川幅を広げ、洪水対策を実施することになり、2010年度から用地買収が開始された[3]

東側の海沿いに国道2号が整備されたが、県道岩国大竹線の一部にあたる両国橋はバイパスルートとして使用されてきた。21世紀に入っても、1日あたり数千台の車両が両国橋を通過している。

脚注

  1. ^ 「ぶらり街歩き 木野(この)地区 大竹市 和紙の里 今は名物ひな流し」『中国新聞』1996年(平成8年)6月16日付24面。
  2. ^ 松陰が涙した渡し場に周防・安芸の国境 両国橋
  3. ^ 古市雅之「県境の老朽橋架け替え 大竹の小瀬川」『中国新聞』2013年(平成25年)1月10日付24面。

参考文献

関連項目

外部リンク




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