世界GP250ccクラス時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:02 UTC 版)
「加藤大治郎」の記事における「世界GP250ccクラス時代」の解説
2000年、イタリアのグレシーニ・レーシングに加入し、GPライダーとしてロードレース世界選手権GP250クラスにフル参戦。第3戦日本GP(鈴鹿)で宇川徹、中野真矢との三つ巴を制してシーズン初勝利、シーズン終盤にも3勝をあげ計4勝、ランキング3位。第15戦パシフィックGP(もてぎ)では、ヤマハの中野真矢とファステストラップの応酬によるハイレベルなトップ争いを展開し優勝。この年の鈴鹿8耐には宇川と組んで出場し、最多周回記録を更新しての初優勝。表彰台で宇川とともにツナギを脱いでファンにプレゼントした。 GP2年目の2001年、前年チャンピオンのオリビエ・ジャックをはじめ中野・宇川らランキング上位のライダーがGP500にステップアップ。GP250は大治郎の独擅場かと思われたが、前年までGP500に参戦していたアプリリアの原田哲也と一騎討ちとなる。開幕4連勝でダッシュをかけた大治郎に対し、原田は2位に入ることが多く、大治郎の落としたレースを拾ってなんとか喰らいついている状態だった。徐々に2人のポイント差は広がり、第15戦マレーシアGPで大治郎は自身初の世界チャンピオンに輝く。最終戦リオGPにも勝利し、GP250クラスの年間最多勝記録に並ぶ11勝を上げ、チャンピオン獲得に花を添えた。翌年、この功績を称え、文部科学省から「スポーツ功労者顕彰」が贈られた。
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