不祥事・失言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 00:38 UTC 版)
「ヴィオリカ・ダンチラ」の記事における「不祥事・失言」の解説
2018年2月、ダンチラは野党の欧州議会議員について、「EUを誤った方向に導いて」おり、「まるで自閉症患者のようだ」と批判した。この発言には自閉症児保護者の会がただちに反応し、政治問題において「自閉症」という言葉を非常にネガティブな意味で用いることは、我々に対する侮辱にあたると主張した。ルーマニアの全国差別撲滅評議会も、この件に関して、ダンチラへの事情聴取の手続きを開始した。その後、ダンチラは自閉症スペクトラム障害の人々を侮辱する意図はなかったと述べ、謝罪した。 ダンチラはまた、文法や格変化、政治関連の語彙に関するルーマニア語の知識を欠いていることでも批判されたことがある。ブカレスト大学学長で元教育相のミルチャ・ドゥミトルは、ダンチラのルーマニア語は「ほとんど意味不明」であり、「文としてまったく成り立っておらず、論理的にも一貫していない」と述べた。大統領のヨハニスは、国内外の諸問題に関して、ダンチラが会談や電話会議を行うことを拒み続けているため、「首相の職責を全うしておらず、政権を混乱のなかに陥れようとしている」として、ダンチラに辞任を求めた。 2018年7月には、モンテネグロの首相ドゥシュコ・マルコヴィッチとの首脳会談で、モンテネグロの首都ポドゴリツァをプリシュティナ(コソボの首都)と間違えた。そのため、ダンチラはモンテネグロにおいて憤激を買った。
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