不眠の性質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:53 UTC 版)
不眠の性質からは以下に分類され、不眠症患者の多くはこれらを複数訴えることが多い。 入眠障害(Sleep onset insomnia) 夜になってベッドに入っても、いつまでも睡眠が訪れてこない状態である。しばしば不安の症状がある。日照時間にまで睡眠時間帯が遅れていることが原因の睡眠相後退症候群は不眠症と誤診される。 睡眠維持障害(Sleep maintenance insomnia) 中途覚醒。寝付くことができても、真夜中に目が覚めて再び入眠できない状態である。この情態から睡眠に戻るのが難しいという入眠困難であることもよくある。これらの人々の3分の2は夜間の半ばに目覚め、半数以上は睡眠に戻れない。 早朝覚醒(Sleep offset insomnia) 寝付くことができても、朝早く目が覚めてしまい、再び入眠できない状態である。合計睡眠時間が6.5時間に達する前に、覚醒が(30分以上)早く起こり、睡眠に戻ることができなくなる。しばしばうつ病に特徴的である。 熟眠障害(nonrestorative sleep) 睡眠時間はとれているはずなのに、十分に眠れたような気がしない状態である。
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