七分搗米について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 15:47 UTC 版)
矩は七分に搗いた米を「標準米」として普及させようとしていた。1930年(昭和5年)に出版された佐伯矩の『栄養之合理化』では、白米では便の量が少ないので消化吸収の効率が高いが、糠に含まれていた栄養分がなくなっているので副食の組み合わせに注意しないと脚気になると説明している。また、玄米は栄養が多いが未消化物が多いので消化吸収の効率が悪いなど摂取を推奨していない。研究の結果、脚気の心配のない七分搗の無洗米がよいという結論になったという。佐伯矩の『栄養』では「淘洗は精白にも優る米食人の禍根である」と、精白米を淘洗(とぎ洗い)した場合の栄養の損失を問題視している。
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