一文字一派の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 08:36 UTC 版)
岡山県吉井川の東岸にある備前長船福岡の地で起こったのが由来。後鳥羽院番鍛冶を務めたとされる古備前派則宗が福岡一文字派の祖とされている。続いて鎌倉時代末期頃には吉岡一文字が福岡の北方の吉岡の地で興る。岩戸、正中一文字等、他にも一文字を名乗る一派があるが、通常「一文字」と呼ぶ場合、福岡一文字か吉岡一文字を指す。華やかな匂い出来丁子乱れの刃文が特色で古来より珍重され、国宝に指定されているものが多い。江戸時代以降、現在に至るまで多くの備前伝の刀工が目指している。 『備陽国志』の記述によると戦国時代に吉井川の2度の洪水によって、当時隆盛を極めていた備前長船福岡の刀剣工房は壊滅的な被害を受けたが、横山藤四郎祐定の尽力によって再興した。
※この「一文字一派の概要」の解説は、「福岡一文字」の解説の一部です。
「一文字一派の概要」を含む「福岡一文字」の記事については、「福岡一文字」の概要を参照ください。
- 一文字一派の概要のページへのリンク