一中学徒隊の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 09:01 UTC 版)
「一中学徒隊資料展示室」の記事における「一中学徒隊の概要」の解説
沖縄戦において日本軍は兵力の不足を補うため、当時の中学校や高等女学校、実業学校の生徒らを大規模に動員して学徒隊を編成した。沖縄県立第一中学校でも3年生~5年生までが鉄血勤皇隊に編入され、また2年生も通信隊要員として同じように日本軍の一員として加えられた。実際の動員状況は次のようになっている。 鉄血勤皇隊動員数 約144名 配属部隊 第5砲兵司令部、独立測地第1中隊、野戦重砲兵第1聯隊、独立重砲兵第100大隊、独立工兵第66大隊 通信隊動員数 110名 配属部隊 電信第36連隊 部隊に配属された生徒らは、立哨、炊事、負傷兵の看護や搬送、伝令、食糧確保、陣地構築などに従事した。中には戦車への肉迫攻撃や斬り込みに参加した者もあったという。動員された254名のうち、171名が犠牲になった。この他75名が上記以外の部隊に参加して犠牲になっている
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