ヴェーダ以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 03:30 UTC 版)
ヴェーダ時代以降にはブラフマーが創造神になり、ブリハスパティは別な神として存在し続けたが重要性は低くなった。ブリハスパティは聖仙(リシ)の名前、神々の師、および木星を支配する神とされた。聖仙の名前としてはヴリハスパティ(Vṛhaspati)と書かれることが多い。 『マハーバーラタ』第1巻のヤヤーティに関する物語では、神々とアスラが戦ったときに、アンギラスの子である聖仙ブリハスパティは神々側の指導者であった。しかし蘇生術を知るシュクラ仙(金星を支配する神でもある)を擁するアスラ側が有利であったために、ブリハスパティの長男カチャがシュクラのもとを訪れて蘇生の術を学んだという。 また、『マハーバーラタ』の主要な登場人物のひとり、ドローナの父であるバラドヴァージャは聖仙ブリハスパティから生まれたとされる。 また、月神ソーマがブリハスパティの妻ターラー(星の神格化)を誘拐してブダ(水星を支配する神)を生んだ話もよく知られる。
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