ヴィルヘルム・ミュラーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ヴィルヘルム・ミュラーの意味・解説 

ミュラー【Wilhelm Müller】

読み方:みゅらー

[1794〜1827]ドイツロマン派叙情詩人。作品美しき水車小屋の娘」「冬の旅」は、シューベルトの作曲知られる


ヴィルヘルム・ミュラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 06:15 UTC 版)

ヴィルヘルム・ミュラー

ヴィルヘルム・ミュラーJohann Ludwig Wilhelm Müller1794年10月7日 - 1827年10月1日)は、ドイツの詩人。シューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」と「冬の旅」のテキストの作者として知られている。

生い立ち

1794年、ドイツ東部アンハルトデッサウの仕立屋の子に生まれ、そこで高校を終えて、1812年ベルリン大学へ進学した。ベルリンでは文学サロンで多くの詩人と知り合った。1813年には諸国民戦争の勃発に伴い志願してプロイセン軍に加入し各地を転戦した。1817年には学術調査団の一員としてギリシャエジプトを訪問している。1819年に高校の古典教師として故郷デッサウに戻り、のちにその地の図書館長に指名された。1821年に結婚して2人の子どもを得たが、その一人が後に英国に渡って東洋学者となったマックス・ミュラーである。ヴィルヘルム・ミュラーは詩人、学者、出版社の編集長、宮廷顧問官などの多忙の中にあっても旅を愛し、公務と旅行の疲労から1827年の春に体を壊し、同年10月1日に心臓発作のため32歳で死去した。

ミュラーは1820年に「美しき水車小屋の娘」、1824年に「冬の旅」を連作詩として書き、それぞれ詩集におさめて出版したが、その詩集を読んで感銘を受けたフランツ・シューベルトが同名の連作歌曲集を作曲したことでミュラーの名は不朽のものとなった。ただ、ミュラーとシューベルトは同時代人でほぼ同じ時期に亡くなっているが、直接の接触は全く無かったという。

参考書籍



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴィルヘルム・ミュラー」の関連用語

ヴィルヘルム・ミュラーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴィルヘルム・ミュラーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴィルヘルム・ミュラー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS