ショパン:ワルツ第14番 ホ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ショパン:ワルツ第14番 ホ短調 | Valse e-Moll KK.IVa/15 CT222 | 作曲年: 1830年 出版年: 1868年 初版出版地/出版社: Warsaw, Mainz |
作品解説
1830年に作曲され、遺作として1868年に出版されたホ短調のワルツ。曲の冒頭にテンポを表す指示は見られない。8小節の序奏をもつ3部形式。充実したピアノ音楽的書法で曲全体がまとめられており、規模、内容共に、存命中に出版されたショパンの他の作品に遜色はない。
主部は技巧的な性格を前面に出し、跳ね回るかのような雰囲気を醸し出している。一方、中間部ではホ長調に転じて「ドルチェ」とし、息の長いフレーズ感や、左手の低音から上がってくる音形などが特徴的である。
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