レンジリソース社の危機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/19 14:21 UTC 版)
「プントランドにおける石油採掘」の記事における「レンジリソース社の危機」の解説
2009年1月にプントランド大統領選が行われて政権交代が起こる可能性があったため、2008年12月3日、アフリカ石油社はプントランドの地震探査を全て終了した。 大統領選では現職のユスフとアブディラハム・ファロレが争った。ファロレはオーストラリアへの留学経験もあり、当初からプントランド油田開発計画に関わっていたが、油田開発についてはレンジリソース社の競合会社との結びつきが強かった。ファロレは当初から、レンジリソースのような小さな会社にプントランドの油田を任せるのに反対だったという。選挙結果は1月12日の月曜に判明すると予想されたが、発表前にファロレの優勢が伝えられてレンジリソース社の株は暴落、1月9日の金曜に取引停止に追い込まれた。それ以前から株価は落ち込んでおり、取引最終時点では18ヶ月前と比べて5%にまで減少した。選挙の結果はファロレが当選している。2009年1月13日、アフリカ石油社の調査隊はボサソ港から出国した。 2009年7月、ファロレ大統領は石油政策見直しの公約を実現すべく、ドバイにプントランド代表団を送り込んで、レンジリソース社、アフリカ石油社との打合わせを行っている。
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