レオン方言の統語論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/16 14:14 UTC 版)
「ブルトン語レオン方言」の記事における「レオン方言の統語論」の解説
子音変異の体系は古典ないし文語ブルトン語のそれであり(というのもそもそもこの後者はなかんずくレオンのブルトン語にもとづいている)、それゆえこれはブルトン語のすべての入門書で見ることができる。 所有詞azはときに軟音化をひきおこす(古典ブルトン語においては硬音化)。 動詞小辞がまれに省略される。 動詞「……である」と「行く」の定形が母音で始まるとき、動詞小辞a、eがそれぞれay、ezという形をとる。例:Hennezh ay oa bras。 Da va bro ez an。 所有形容詞を直接目的補語人称代名詞として使うことがある(これはヴァンヌ方言でもそうであるが、それ以外の方言では行われない);この用法は不定詞の前では支配的である。 gの変異に由来するc’hの音が、kの変異に由来するそれと異なる。前者は有声の /ɣ/ で発音され、後者は無声の /χ/ となる。
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