レオン・デュギーとは? わかりやすく解説

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デュギー【Léon Duguit】

読み方:でゅぎー

[1859〜1928]フランス公法学者。ボルドー大学教授実証主義的立場から、法の現実的基盤社会連帯求めて国家公共性主張国家主権絶対性を否定した。著「私法変遷論」「公法変遷論」など。


レオン・デュギー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/10 01:48 UTC 版)

レオン・デュギー(Léon Duguit、1859年2月4日 - 1928年12月18日[1])は、フランス法学者。公法学者。

経歴

1859年2月4日、ジロンド県リブルヌに生まれる。ボルドー大学法学部を卒業後、1882年、カーン大学教授。1886年ボルドー大学法学部教授。1925年エジプト大学法学部学部長。

学説

社会学的な実証主義に基づき、伝統的な主権権利という概念を形而上学的概念として退け、「社会連帯」(la solidarit sociale)という事実に基づく、 客観法(le droit objectif)を中心とする独自の法体系を築いた。

伝統的な国家法人説、国民主権論、権利論にたち、同じ大学の同僚でもあるアデマール・エスマンと論争を繰り広げたが、その体系の独自性からその影響力は限定的なものにならざるをえなかったとされている。

著作

  • 『一般公法講義(Leçon du droit public général)』
  • 『憲法概説(Trait de droit constitutionnel)』
  • 『国家-客観法と実定法(L'État ; le droit objectif et la loi positive)』
  • 『主権と自由(Souveraineté et liberté)』

参考文献

脚注

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


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