ルーティングテーブルにおける難題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 01:56 UTC 版)
「ルーティングテーブル」の記事における「ルーティングテーブルにおける難題」の解説
ルーティングテーブル構築における大きな課題として、限られた記憶空間に多数の経路を記録する必要性が挙げられる。インターネットで現在よく使われているアドレス集約テクノロジーとして、Classless Inter-Domain Routing (CIDR) というビット単位のプレフィックス・マッチングを行う方式がある。 ネットワーク内では各ノードがおそらく妥当なルーティングテーブルを持っているので、それらのルーティングテーブル群は一貫していなければならず、さもなくばルーティングループが発生してしまう。これはホップ-バイ-ホップ型のルーティングモデルでは特に問題であり、ルーター間でルーティングテーブルが一貫していないとパケット転送時に無限ループに陥ることがある。ルーティングループはルーティングにおける古くからの問題であり、それを無くすことがルーティングプロトコル設計の大きな目標となっている。転送時にTTLを-1していき、0になったらそのパケットは破棄する手法等が用いられる。
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