ルブラン由来の物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 14:19 UTC 版)
「ルパン三世 カリオストロの城」の記事における「ルブラン由来の物」の解説
登場人物の名前の一部には、モーリス・ルブランの『怪盗アルセーヌ・ルパン』シリーズに由来するものがある。 「カリオストロ」はモーリス・ルブランの小説『アルセーヌ・ルパン』シリーズ『カリオストロ伯爵夫人』に登場するルパンの仇敵の名前であり、「クラリス」は同作品に登場する、産まれた男の子をカリオストロ伯爵夫人に誘拐されるルパンの恋人の名前である。また、もともとカリオストロとは近世フランス史に登場した自称錬金術師で、後世のフィクションにも多く取り上げられている人物 であり、これを宮崎が『ルパン三世』の映画化にあたり題材としてとりあげた。 クラリスはカリオストロ家の人物ではなく、デティーグ男爵の令嬢だった。誘拐された息子は二十数年後を描いた作品『カリオストロの復讐』で好青年へと成長し再登場する。『緑の目の令嬢』(『青い目の少女』とも)には、本作と同様に湖底から遺跡が出現するシーンがあり、ルパンとカリオストロ伯爵の対決の場となった時計塔は黒岩涙香・江戸川乱歩の『幽霊塔』をモチーフにしている。
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