ルッツ・エバースドルフ名義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 17:27 UTC 版)
「ティルダ・スウィントン」の記事における「ルッツ・エバースドルフ名義」の解説
2018年公開の『サスペリア』では特殊メイクを施して3役をこなしたが、その中の心理学者、ジョセフ・クレンペラー役に関しては、制作サイドの意向でルッツ・エバースドルフ(Lutz Ebersdorf)という初老の俳優が演じているとマスコミに発表され、公式サイトとパンフレットでもそう紹介された。その際、エバースドルフは1936年ドイツ・ミュンヘン生まれ、との設定も作られている。経歴については、ナチスから逃れるために2歳頃から家族とともにヨーロッパ各地を移動、若い頃に役者を志すも1964年に引退、その後1969年にベルリンで精神分析を勉強し、博士号を取得してクライン派の精神分析医としてベルリンで開業、となっており、IMDbにも登録されたうえ、撮影前のオフショット写真まで制作されているという手の込みようであった。ベネチア国際映画祭には欠席し、ティルダ・スウィントンが彼からの手紙を「代読」をするというパフォーマンスも披露された。また、エバースドルフは撮影後に亡くなったという設定も当初は検討されており、エンドロール前に「本作をルッツ・エバースドルフに捧げる」というテロップを入れることも検討されていた。
※この「ルッツ・エバースドルフ名義」の解説は、「ティルダ・スウィントン」の解説の一部です。
「ルッツ・エバースドルフ名義」を含む「ティルダ・スウィントン」の記事については、「ティルダ・スウィントン」の概要を参照ください。
- ルッツ・エバースドルフ名義のページへのリンク