リソースフォークの転送及び保存
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 08:37 UTC 版)
「リソースフォーク」の記事における「リソースフォークの転送及び保存」の解説
リソースフォークはファイル本体とは別の情報であるため、別のOSに転送したり、HFSやHFS+以外のファイルシステムに保存する場合などは手当てが必要である(これはClassic Mac OSに特有な話といったものではなく、どんなOSの場合でも、ファイル本体とは別になっている情報(たとえばそのファイルの最終変更時刻など、といった情報など)については配慮が必要である)。 リソースフォークを使用している古いClassicアプリケーションを配布したり、サムネイルアイコンの付いた画像を転送するには、MacBinary、BinHex、AppleSingle、AppleDoubleといったフォーマットを用いる必要がある。またこういったフォーマットではほぼ全てがリソースフォークだけではなくFinder情報も扱う。 実際にはアーカイブファイルに纏めたり、ディスクイメージとして配布する方法が浸透した。これらの方法では複数のファイルを1つに纏める事が出来るし、エイリアスも扱う事が出来る。更にデータの圧縮が可能であるという利点もある。 圧縮アーカイブとしては、Compact ProやStuffItが利用された。MacLHAではMacBinaryにしてからLHAアーカイブに格納する手法が取られた。ディスクイメージとしてはIMGフォーマットが利用された。 現在のmacOSでは、Appleがzip形式やtar形式を拡張してリソースフォークやその他のメタデータを保存出来るようにしている。これはAppleDoubleフォーマットを用い、データフォーク (AppleDouble Data file) とそれ以外のメタデータ (AppleDouble Header file) に分けてアーカイブに格納する手法である。また、DMGと呼ばれる新たなディスクイメージも採用している。
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