リアルタイム‐ビッディング【real time bidding】
読み方:りあるたいむびっでぃんぐ
リアルタイム入札
別名:リアルタイムビディング,リアルタイムビッディング,RTB
【英】Real-Time Bidding
リアルタイム入札とは、オンライン広告の入札の仕組みで、広告のインプレッションが発生するたびに広告枠の競争入札を行い、配信する広告を決定する方式のことである。
リアルタイム入札では、入札希望者はあらかじめ、ターゲットとなるユーザー属性、広告の掲載基準、掲載面、クリエイティブや入札価格などをあらかじめ設定しておく。ある掲載面でインプレッションが発生した場合に、その媒体・掲載面・ユーザー属性などの条件に合致する購入者(広告主)の入札を募り、最も高く入札した購入者の広告を配信する。入札はミリ秒の単位で、リアルタイムに行われる。
リアルタイム入札を導入することによって、広告枠を1インプレッション単位で売買することが可能になる他、広告枠の売り手(販売者)にとっては複数の広告主に対して広告枠を競売にかけることができる、広告枠の買い手となる広告主側には、狙ったターゲットや条件ごとに適切な価格で入札・表示できる、といったメリットがある。
リアルタイム入札の仕組みは米国で2010年頃に登場し、徐々に普及していった。2011年1月には、日本でもリアルタイム入札の専業ベンチャー企業であるFreakOutがサービスの提供を開始。2011年6月にはアドバタイジングドットコム、7月にはGoogleがリアルタイム入札への参入を発表するなど、新しい潮流を生み出しつつある。
参照リンク
フリークアウト -
DoubleClick Ad Exchange - (DoubleClick by Google)
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リアルタイムビディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 13:30 UTC 版)
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リアルタイムビディング(英:Real-time bidding、RTB)は、主にインターネット上に広告を表示する際、その広告枠にどの広告主のどの広告を出すかを、広告の表示ごとに毎回オークションを行って決定する仕組みを指す。典型的なRTBにおいて、広告枠の買い手(広告主)は「広告の1回の表示」に対して入札し、もしオークションに勝利した場合には、買い手の広告は即座に広告枠に表示される。RTBによって広告主は、様々な媒体面のユーザーに効率的に接触することが可能になる。
従来型の予約型広告取引が数千回以上の広告表示を事前に割り当てる形で行われるのに対して、RTBではユーザー一人一人の表示一つずつに対して取引が行われる。広告主と媒体面にとって、その刻々と変わる状況のもとで、「正しい」広告を「正しい」ユーザーに表示させることが可能になるとされている[1]。
RTB広告の市場規模は年々増加しており、2014年には米国では63億ドルの広告がRTBによって取引され、2018年には235億ドルであったと推計されている[2]。
脚注
- ^ “What is yield management ? - Automatad” (英語). Automatad. (2017年11月29日) 2018年4月19日閲覧。
- ^ “RTB digital display ad spend in selected countries 2018 | Statistic” (英語). Statista. 2018年7月18日閲覧。
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