ランボルギーニ・セストエレメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/03 13:57 UTC 版)
| ランボルギーニ・セストエレメント | |
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| 概要 | |
| 製造国 | |
| ボディ | |
| ボディタイプ | 2ドアクーペ |
| 駆動方式 | AWD |
| パワートレイン | |
| エンジン | 5204cc 5.2LV型10気筒 DOHC 40バルブ |
| 最高出力 | 570PS(419kW)/8,000rpm |
| 最大トルク | 540Nm/6,500rpm |
| 変速機 | 6速セミAT |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,560mm |
| 全長 | 4,580mm |
| 全幅 | 2,045mm |
| 全高 | 1,135mm |
| 車両重量 | 999kg |
ランボルギーニ・セストエレメント (Lamborghini Sesto Elemento) は、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニから20台限定で生産・発売されたサーキット専用のスーパーカーである。
価格は2億円以上。2010年のパリモーターショーで発表された。Sesto Elementoはイタリア語で「6番目の元素」の意味で、原子番号6の元素である炭素(カーボン)を表している。
設計と仕様
セストエレメントはランボルギーニ製の6速セミATと全輪駆動システム、ガヤルド スーパーレジェーラと共通の5.2L V10エンジンを搭載し、最高出力570PS(419kW;562hp)、最大トルク540Nm(398lbf・ft)を発揮する。シャーシ、ボディ、ドライブシャフト、サスペンションの各コンポーネントをカーボンファイバーで製造し、車両重量を999kgにまで削減した[1]。
エンジンはエンジンカバーに配置された6つの六角形のダクトを通じて冷却され、マフラーはリアウィングの付け根に配置されている。0-100km/hのタイムは2,5秒、0-200km/hは8.0秒最高速度は356km/hと公表されている。
セストエレメントにはエアコンやステレオなどの装備はなく、ダッシュボードも取り付けられておらず、内装はむき出しになっている。一般的なシートも取り付けられておらず、フォームパッドがカーボンファイバーシャーシに直接接着されている。
製造
ランボルギーニは2010年のパリモーターショーでセストエレメントを発表した。しかし、この時点ではセストエレメントは販売される予定はなかったが、市販化を求める要望が相次いだため、2011年半ばにランボルギーニはセストエレメントを20台限定で発売する計画を発表した。価格は292万米ドル(約3億6000万円)。生産時には20台全てが完売していた。セストエレメントはヴェネーノが販売されるまで、ランボルギーニ史上最も高額な車種だった。
脚注
- ^ Valdes-Dapena, Peter (17 August 2012). “Lamborghini's $2.2 million Sesto Elemento super car”. CNN. 28 November 2012閲覧。
参考
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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- [ランボルギーニの限定車③]セストエレメントの開発はランボルギーニのカーボン技術を大きく進化させた[1]
- 狂気のコンセプトカー「セストエレメント」(2010) {ランボルギーニヒストリー}[2]
- わずか999キロの超軽量スポーツカー「ランボルギーニ セストエレメント」[3]
- ランボルギーニの希少な限定車 セストエレメントが中古車市場に登場![4]
- ランボルギーニの220万ドルのスーパーカー セストエレメント (英語版)[5]
- 6番目の元素:ランボルギーニ セストエレメントの炭素繊維技術[6]
関連項目
- ランボルギーニ
- ランボルギーニ・ガヤルド
- 炭素、周期表の六元素
外部リンク
| ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| タイプ | 1960年代 | 1970年代 | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | 2020年代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | ||
| MR(含ミッドシップ4駆) | V12 | ミウラ | カウンタック | ディアブロ | ムルシエラゴ | アヴェンタドール | レヴエルト | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| イオタ | レヴェントン | ヴェネーノ | チェンテナリオ | エッセンツァ | シアン | カウンタック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| V8/V10 | シルエット | ジャルパ | ガヤルド | ウラカン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2+2 | ウラッコ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| FR | GT | 350GT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2+2 | 400GT | イスレロ | ハラマ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エスパーダ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| クロスカントリー4WD SUV |
LM002 | ウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| オーナー 親会社 |
フェルッチオ・ランボルギーニ | ロセッティ、 レイマー |
イタリア政府管理下 | ミムラン | クライスラー | メガテック | Vパワー | アウディ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 人物: フェルッチオ・ランボルギーニ、ジャンパオロ・ダラーラ、マルチェロ・ガンディーニ、パオロ・スタンツァーニ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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